MDプリンター備忘録

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-この記事は、管理人所有のMD-5500プリンター使用時における備忘録です。-

2018年現在、所謂水転写デカールを自宅で自作出来る機器は、自分の知る限りALPSのMDプリンター / OKI MICROLINE 7050c とRICOH SP C250Lレーザープリンターのみのようです(何れも生産終了)。 MDプリンターについては中古市場で現在も入手可能です。自分は2012年に「象のロケット社」よりMD-5500型一台を購入し現在に至ります。「象のロケット社」ではMDプリンターをはじめ、関連備品の販売からメンテナンスまできめ細かななサービスを提供してくれます。

●ページ合成
MDプリンターの重要な機能の一つ、所謂重ね印刷。アイデア次第で様々な表現が可能に。特にフルカラーの図柄の白裏打ちに威力を発揮。達人な所では、色同士を合成して、色数の少なさ、印刷解像度の低さを力技でカバーするPaint工房 さんのページが凄く参考になります。

●ホワイトの印刷
MDプリンターの白眉な所は不透明のホワイトが印字出来る事。先ずこのようなデカールを印刷する場合、白で印字したい図柄は黒(ベタ)の図柄の原稿で用意する。(プリンターの性質上、原稿の白部分は紙の非印刷部分と認識され、印刷されない)。MDプリンタのインクカートリッジにはバーコードが貼ってあり、プリンターはこのバーコードを認識して使用するインクカートリッジを選ぶ。そこで、白のカートリッジのバーコードをはがし、黒のバーコードに貼りかえるというだまし作業を行う。(ベースドホワイト等、色によってはブラックのバーコードがデフォルトで貼ってある。)白に限らず、図柄を任意の色のインクのベタで印刷したい場合、全て以上の方法を使用する。
ホワイトインクについて
ホワイトは主に二種類あり、それぞれ特性が異なる。(「ページ合成」において重要なポイント)
ベースドホワイト:他のインクの上にのりやすいが、他のインクはベースドホワイトの上にのりにくい。リボンの巻き量は特色ホワイトの2倍。
特色ホワイト:特色ホワイトの上に他のインクはのりやすいが、他のインクの上に特色ホワイトはのりにくい。
一言で言うと、「下地に向くのは特色ホワイト」。

※確証はないが、しばらく印刷しないでいると印字結果に掠れが目立つことがある、何枚か印刷しているうちに解消。印字ヘッドが温まるとかと関係あるかは不明。

2020年10月 象のロケット社より 新特色についての注意事項

2019年度、象のロケット社で19種の特色が開発された。

≪象のロケット特色インク≫につきましては、綺麗に印刷するための印刷設定情報を下記特色オレンジのページにてご案内しておりますので参考にしてください。

https://www.paoon.com/decal/traldcmvl.html

●象のロケット特色インクをバーコード黒(番号0)のままで印刷する場合には1200dpiで印刷する必要があります。

●600dpiで印刷する場合には、バーコードを特色ホワイト(番号16)、MFインク、メタリック系インク、紙用シアン・マゼンタなどのバーコードに貼り替えてください。

●紙用CMYと色を重ねる際には、象のロケット特色インクを最後に印刷してください。

また、象のロケット特色インク全19色同士は90%ほどですが重なります(1200dpiでの印刷の場合)。同色であればまだらな感じもそれほど気にならず2回3回4回と濃度を上げることができます。違う色の場合も重なりますが、A色の上にB色が重なりにくい場合は、B色の上にA色を重ねると重なりやすいです。是非お試しください。

より綺麗なデカール作成のため、下記ページも参考にしてください。

『象のロケット特色インクの問題点と対策・改善方法』

https://www.paoon.com/decal/kowwpdof.html

以上

●用紙について
MDプリンター用クリアデカール用紙は各社より販売されている。自分にはWave社の「NEWクリアデカール」が供給の安定度から鉄板としている。説明書にもMDプリンターでのプリント方法が簡潔丁寧にまとめられているのも助かる。象のロケット社でも良質の用紙を販売しています。

●パソコン
MDプリンターは古い機種のため、Windows 7までしかドライバは用意されていいない。幸い古いOSが使用できるPCはまだ多く販売されているので、MDプリンター専用に購入すればOK。自分は2007年製のASUSのXPノートPCを介護しながら使っている。

●メンテナンスサービス
上述の象のロケット社ではMDプリンターのメンテナンス及び周辺備品の販売も行っている。本年度は購入から6年が経過し、印字結果も掠れが目立つようになったため、福岡にあるサービスセンターへ依頼。小生台湾在住の為、以下では台湾から福岡への発送について記録。

郵送はOCSサービスを使用(華美航運のサービスを利用)。会員登録をして利用開始。郵送に必要なインボイス、パッキングリストは必要事項入力時に自動で作成されるので、集荷サービスを予約後、指定の日時に手渡し。費用はNT$2200(約8千円、本体重量5.4kg、総重量8.5kg)。
梱包は、大量のエアキャップを購入し、プリンター周囲をプリンター体積の約200%で保護、
箱は近所のカルフールのお持ち帰り自由の段ボール箱コーナーより確保。
象のロケットには、事前の連絡、印字状況及び直近の印字サンプルを同梱、メールにて打ち合わせ。心臓部であるキャリッジユニット(印字ヘッド)の修理メンテナンスになり、見積もりは修理メンテ費用48,000円(象のロケット社曰くどのような破損があったとしても修理金額の上限は48,000円)、台湾までの梱包・送料20,000円と確定。

2018年度メンテナンスのおおまかな流れ
8月14日:象のロケット社にコンタクト、プリンターの症状、サービスの可否、費用の確認。
梱包作業
8月30日:OCSにて発送、同時に代金入金
9月9日:象のロケット社技術センターに到着
9月13~17日:メールにて症状のヒアリングやりとり
10月9日:メンテ完了、発送
10月11日:受け取り

かかった時間:約2か月
費用:約8万円

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