製作期間:2023年1月12日~2023年12月04日
アクト・ザクを制作しました。本作は当ブログの主題である「HGUCベースでザクシリーズコンプリート」のひとつになります。前作ザク・デザートタイプがほぼ3Dによるフルスクラッチだったのがややオーバーストイックと感じた事もあり今回は出来るだけキットを使用する方向で仕上げました。
YMS-11 アクト・ザク
二ムバス・シュターゼン専用機
元設定の肩アーマーには無いジオノMSD版で追加された円ディティールをスパイク取り付け部と解釈したもの(ややこしい)。思いのほかジオン味が強化されなんというか「スパイクがないやつは牙を抜かれた連邦版~?」みたいな世界線が生じかけました。イフリートに似てるなと思った事もあり二ムバス機としましたが公式のアクト・ザクパイロットであるマレット・サンギーヌ機やキシリア隊等いろいろイメージが拡張出来そうで楽しいです。
コーションマーク類はTAKUYA氏開発のメカデカールとアルプスプリンターで自作したものを使用してます。
MS-11 アクト・ザク(ティターンズ仕様)
基本色はGSIクレオスのティターンズブルー1と2を使用してます。ガンダムマークIIの色がそのまま使用出来るのはティターンズでつながる部分に燃えました。
ティターンズのアクトザクは85年当時見た時はあまり印象に残らない機体でしたが今回の製作を通しその独特な佇まいから大好きな機体になってしまいました。それと同時に映像に登場するベースジャバーとギャプランも欲しくなってしまいそれらの模型も作る事に決めてしまいました。
(ベースジャバー及びギャプランの製作記事はまた別のページで。)
↓ベースジャバーに乗せる為90度曲げた膝を差し替えで用意。膝裏の蛇腹表現を取り入れた事により通常HGキットのように曲げる事が困難だったため。
マーキングについて:S.U.Dはスードリー所属の意。実際はオーガスタ研所属ですが積極的に公開しないため共同作戦をとるスードリー所属としている的な感じです。モデックス番号の12と41はiphoneのサイコロアプリを振って出た数字です。
製作
デザインワーク
先ず元設定とその後アップデートされたデザインを見比べ、吟味し自分ならこうしたいという方向にまとめました。公式に於いてRX-78-2並みのスペックを持つザクという部分も考えながらディティールを吟味しました。
機体設定(ガンダムWIKIより)
ザクIIの設計を基に、ペズン計画によって開発された機体。型式番号のMS-11は元々ゲルググに与えられる予定だったが、ゲルググの開発遅延により譲られた。設計はザクのブラッシュアップで、統合的な運動性向上が目的。統合整備計画の影響を受け、生産性の高い設計が導入された。駆動部にマグネットコーティングを導入し、ガンダムに対抗。ビーム兵器の運用が可能になった。フルスペックのアクト・ザクは機動性が高すぎて通常の人間には難しいため、リミッターが設けられた。一年戦争後、連邦軍に接収され、近代化改修を施されてハイザックの開発ベースとなった。連邦軍では機体性能の優秀さが認められ、増産が行われた。
↓オリジナルデザイン(デザイン理解の為描き写したもの)
↓ジオノグラフィー~MSD版(所謂カトキ版。但しジオノグラフィからMSDまでの約20年間に細かいディティールが異なってるのでそれらを自分が主観で整理したものです。)
↓プレバンHG アクト・ザク:MSD版
↓HGキットを3Dスキャンで取り込みFUSION360データに。
↓以上を踏まえHGの3Dデータを基にアレンジを適用し決定したデザイン。
↓キット(青)と自作パーツ(緑)の分布
3Dデータの出力は主にPhrozen Sonic Mini 4Kを使用。レジンはAqua Gray 4Kです。強度、工作において市販プラモデルと大差ない材料です。5年前に完成させた作品でも経年形状変化や劣化などは今のところありません。
アレンジの内訳
頭部
前回製作したノーマルザクの機構をHGキットに移植。キット頭部の形状はそのまま使用。
トルソー
ジオノMSD版で適用された腹部の追加ディティールはオミット。「腹」そのものも一回り大型に。
バックパック及びリアスカート
ジオノMSD版でノーマルザクと共通化されたリアスカート及び複雑な面構成になったバックパックを元設定の形状に差し戻し。
リアスカート裏にスラスターを追加。アクト・ザクはスペックでガンダムを上回るためゲルググ的なディティールを加えてみようというもの。
腕
マイノーマルザクの下腕形状を踏襲。肩アーマー形状及びディティールをHGよりアクセント強めにアレンジ。肩口スラスターはディティールアップ及びスラスター下にベーンを追加。
脚部
ジオノMSD版を元設定に基づき膝関節の円形状の変更、脛上部の「折り返し」オミット、膝裏は蛇腹に、裾ディティールはミニスラスターに。
スパイクアーマータイプ(二ムバス・シュターゼン専用機)
ティターンズアクト・ザクのデザイン
↓元設定
↓完成した3Dデータ
武装について
ビームライフルについてはジオン機はHGアクト・ザク付属のモノを、ティターンズ機はHGマラサイのを使用しました。ザクマシンガンはHGハイザックのものにマイノーマルザク用に作ったザクマシンガンのマガジンと銃口を合わせてます。
↓ジオン版との形状の違いは特に設けずその代りZ時代に合わせたという自分設定で肩口及びバックパックにZの時代風センサーを追加。
↑膝立ちポーズ用差し替え関節の製作
↑ベースジャバーに搭乗する二機のアクト・ザクの3Dモデル。
PHOTO GALLERY
最後までご覧いただきありがとうございました。